Sat.男前

これが私の大好きな『男前豆腐店』の新商品。その名も『喧嘩上等 湯豆腐野郎』ここの豆腐はネーミングもさることながら味のクオリティがものすごく高い。この湯豆腐野郎はレンジでチンしてポン酢で食べるだけ。これがものすごく美味い!



フレシネ コルドン ネグロを飲みながら。このシャンパンたしか一昨年くらいに浜崎あゆみさんが、オススメしていたシャンパン。


あと素晴らしいニュースが。
バングラディシュのムハマド・ユヌス氏が、今年のノーベル賞に決まった。1億4000万人の人口は、日本より少し多い。ユヌス氏は米国で経済学博士号を取得したと言うから、バングラディシュでは、決して貧しい層ではないのかも知れない。その人が、1971年に独立した母国が翌年大飢饉になり、母国の農村に入っていった。それだけでも、なかなか出来ないことだ。

そこで、100ドル程度の少額融資を中心とする貸し付け(マイクロクレジット)で、その人達の経済的自助努力を促し、回収率90%を達成し、グラミン(農村)銀行を経営面でも、成功させたというのは、ほとんど奇跡と言っても良い活動ではないか。今は、バングラディシュの7万の農村で、660万人以上に貸し付けをしているそうだ。

ユヌス氏が、無担保融資としたのは「援助するだけで、返済がないのは、人間の尊厳を傷つけ、人々の自助努力や、自己責任を忘れさせるから」だそうだが、まさに、人間の尊厳は、そこで保たれるのだろう。


しかし、バングラディシュの政府はもっと大きな予算を持ち、いろいろなことをしているはずだ。どうして、一人の人が出来たことが出来なかったのだろうか。技術的、ノウハウ的なことはあるだろうが、始めた頃、貸し付けるときに、借りる人とよく話し合い、信頼関係を築きながら、システムとして、借りた側の連帯責任を呼び起こす仕組みで、少しずつ大きくしていったのではないか。その背景には、貧困層ではあっても、しっかりとした人なら、少しの援助で立ち上がれると信じて、無私の気持ちで接した、清い心があったのだろうと感じる。


ユヌス氏は、質素なグラミン銀行の本部の仕事場で、サンダル履きで仕事をし、気さくに人の話を聞いてくれるのだそうだ。男前である。